DJできなすぎてミケランジェロ
ヤバいDJできなくて嫌になってきてる
好きなサウンドを聴いて、それを自分で出せない時に発狂しそうになるのわかるか
相手の首絞めて殴り散らしながら「吐け!どうやってその音に辿り着いた!」ってしたくなる
相手を見つけ正したとしてもそんな暴力的なことはできないのでそのサウンドが嫌いになってくる
多分疲れてますね
正常な精神状態の場合、僕は即座にそこで研究するんだけど
自分でそれをするエネルギーがなくなってくると、理性がまず途切れて本能が先行する
ジャズのソロにおける自分の好みを分析したところ、「いかにraw emotion」かというところを超えて「いかに自分の感じやすい感情に近いか、理解できるか」というとてつもなくセルフィッシュな解釈の仕方をしていることがわかった
これまであくまで音楽は聴くものであり、自分から演奏することがないからどちらかといえば「好きなもの」で済んでいたけど
日常的に自分から音を発する側になった途端、自分の音響世界に「自分のサウンド」というのが飛び込んできてめちゃくちゃ気持ち悪い
AV見てておっぱいに感動してたのに、横から全裸で突入してくる自分を見るような気分
最近ファッション面でも、その音に触れている影響なのか、変化が出てきた
これまではただ世界が存在して、自分がいて、自分は観測者に徹することで自分の姿形を気にせずに過ごしてきたけど
再び人の前に姿を現したり、人とより関わろう、世の中に出ていこう、となった途端
全く手入れのされていない、みずぼらしくて汚い存在が自分の見える世界に入ってきて
それが自分であることを自覚せずにはいられない
ミケランジェロはそれを深く理解していたんだろうね
じゃないと、あんなに大きな作品の片隅にわざわざ自分の存在なんて書き込まない
自分の見えている世界が、自分の手を伝って絵となった瞬間にそれは自分の世界に対する冒涜となるようなゲテモノになる
それを皮肉と自己嘲笑によって洗い流そうとしたのか?いや、違うのか?
なんで私は自分が「DJできなくてつらい」話に、ミケランジェロを持ち込んでいるんだ?